スキャルピングには向き不向きがはっきりと出ます。短い時間に売り買いを繰り返し、一日中続きますので集中力と体力が必要です。FXは好きだが、スキャルピングでは失敗したという人には、スイングトレードが向いています。
1)スキャルピングの向き不向き
小幅の利益を積み上げることで利益を得ますし、レバレッジを大きく取るため緊張感もあります。一日のうちのかなり長い時間、秒単位、分単位の取引を繰り返しますから集中力のある人でないときびしくなります。地道な努力を出来る人で、精神的なタフさも備えていないと、なかなか長く続けることができません。
瞬間ごとの値動きは小さいものの、レバレッジが大きいため気を抜いたとたん大きな損をして、それまで積み上げた利益を一瞬で失うこともあります。挽回しようと焦って無茶な取引をし、さらに損失を広げてしまうなどということも起こりえます。自己コントロールができないと、ダメージが大きくなることがあります。
2)スイングで汚名返上
スキャルピングでうまくいかなかった人も、スイングトレードでは成功することがよくあります。PCとにらめっこする必要もなく、レートチェックのストレスから開放されます。緊張感はスキャルピングとは比較にならないほど低く、冷静な判断がしやすくなります。「一瞬の判断ミス」というリスクもほとんどありません。期間も数日以上ありますから、ゆったりと判断できます。スキャルピングでつちかったチャート分析力をじっくり活かせば、好結果につなげられる可能性は高まります。
精神的にも肉体的にもハードなスキャルピングで失敗した人も、トレードスタイルの全く異なるスイングトレードでなら、成功できるチャンスがあります。