相場の格言の一つに「いかに待つかを知ること、それこそ成功の秘訣」というものがあります。これは、主にレンジ相場での心構えを説いたものです。
デイトレードをやっている人にとっては、昼間の13時や14時などはこの格言が重要になってきます。というのも、その時間帯は為替レートの動きが非常に少ないのです。なぜなら、目立ったニュースなどが発生しづらい時間帯だからです。
この時間帯の値動きを一言で言うと、優柔不断です。上がるのか下がるのかがはっきりせず、いわゆる横ばいとなります。そういう状況で焦って取引をしてしまうと、たいてい怪我をするものです。
特に午前中の取引で損切りが発生した時などは要注意です。何としてもその損失の分を取り戻そうとして、ついつい冷静さを失ってしまうのです。冷静さを欠いた状態で値動きが少ないタイミングで取引をしてしまえば、さらに損失が拡大する可能性が高まります。その点も含めて、13時や14時などは待つ事も重要という訳です。
なお、上記の格言は株を長期的視野で値動きを待つべきという含みも感じられますね。
株券を買ってしばらくして利益が出たとします。そこでついつい売りたくなりますが、「待つ」事も重要なのです。
もう少し待てば、値上がりをしてくれる事も多々有るからです。早い段階で売ってしまうと、小さい利益にしかならないのです。
いずれにせよ、FX取引をする時には焦りは禁物です。短気も禁物です。「待つ」ことを覚えるようにしたいものです。