相場は常に流動的です。経済指標によって急に逆に動くということもあります。スイングトレードにおいては、ある程度ファンダメンタルズについてあらかじめ織り込んで値動きを予想します。その予想と大きく異なる数値がでない限りは、レートの細かな動きに反応すべきではなりません。とにかくじっと待てる人がスイングトレードに向いています。
1)目標とする利ざや
スイングトレードでは目標とする利ざやは100pips程度以上が目安です。数日間運用するのですから小さすぎては面白みがありません。1週間程度以上になると、スワップの影響も受けます。受けとるポジションであれば問題ありませんが、支払う場合にはそれを差し引いてどの程度の利ざやになるのかを計算すべきです。
各種指標の発表時期などもあらかじめ織り込んで値動き予想を立てますので、予想と真逆に動くようなことがなければ静観すべきです。
2)レバレッジ
ある程度の値動きを期待して数日間保有しますので、レバレッジを高くする必要はありません。レバレッジがなくても利益がとれそうな通貨ペアを選ぶべきです。あまり高くしてしまうと、予想通りの値動きにならなかったときのダメージが大きくなります。小さくしておけば予想外のレート変動が起きても慌てないで済みます。スイングトレードにおいては小さなことにヤキモキしないおおらかな心持ちが必要です。
スイングトレードは、通貨ペアを選択し利益目標を決めて、リスク回避のためレバレッジを小さめに取って取引します。最初からある程度形を決めて始めますから、細かな値動きに過剰反応しない人が向いています。忙しくて小さなことを気にしていられない、というくらいの人も向いています。