スイングトレードで利益を確定させるタイミングはあります。上昇トレンドに乗っているからといつまでも保持し続ければ、いずれは下がります。気づいたときにはもうけ損なっていたということもありえます。あらかじめ想定した高値ラインで決済する、上昇に合わせて逆指値を上げていく、などの方法があります。
1)確定しなければ利益にはならない
レートが上昇して利益がでている状態になったからといっても、決済しない限りはもうかったことにはなりません。「さらに値上がりするのではないか」「今売ったら損してしまう」と迷う人は多いです。あらかじめ値動きのトレンドをある程度つかんでいれば、高値についての予想も持っていることでしょう。その付近で利益を確定するというのがひとつの方法です。
2)逆指値を活用する
注文時に希望価格を指定して買うことを「指値」といいます。例えば、現在100円のものを「99円になったら買う」と予約を入れることです。もしその値にならなければ、取引は成立しません。その逆に、保有ポジションを「いくらまで下がったら売る」と指定するのが「逆指値」です。ある程度の値上がりをして、「最低でもここで利確定したい」という水準に達したら逆指値をします。さらに値が上がって高値になった時に売ることもできますし、万が一急落を始めた時でも利益は確保できます。
例えば、1ドル=100円で買ったものが101円となったとします。101円で逆指値をしておけば、さらに値上がりした後に値下がりをし始めても、101円まで下がった時点で決済できます。利益の最低水準を確定できるので安心してレート変動を待つことができます。レートの変動に合わせて逆指値を上げていけば、確定利益が上昇します。
利益の確定は迷うものです。当初の期待値付近で決済するのもひとつの方法です。逆指値を使えば、最低ラインを維持しつつ値上がりを期待することもできます。