FXをはじめるに際し、チェックしておくべきことはいくつかあります。一つはスプレッド。利益に影響するものですから必ずチェックが必要です。二つ目はマージンコールとロスカット。損をした場合のルールですので、しっかりと頭に入れておくべきです。三つ目は損切り。大きく負けないための決断です。
1)スプレッド
買値と売値の差額のことです。パッと見では小さいのであまり気にならないのですが、利益に直結しますので、FX会社選択の際に要チェックです。
例えばスプレッドが1円の会社を選んだとします。1ドル=100円で買ってすぐに売ると、売値は100円ー1円=99円です。1万ドル買っていれば1万円の損失となります。買った瞬間に1円値下がりしているのと同じことです。スプレッドの幅以上の値動きがないと利益は出ませんので、できる限り狭い会社を選ぶべきです。
2)マージンコールとロスカット
値が下がって一定の損失が生ずると証拠金不足に備えてマージンコールの連絡があります。損失が膨らんでいることを知らせて警告する仕組みです。会社によって異なりますが、証拠金の5割程度が水準です。取引を続けるためには証拠金を追加しなければなりません。レートが急落して損失が危険レベルに達するとロスカットとなり、強制的に決済されます。
それぞれの基準とも、会社によって異なりますのであらかじめ確認しておくべきです。
3)損切り
売買を始める前に、損がいくらになったら諦めるか、という水準を決めておくべきです。損失を放置しておくと、ロスカットなどで強制決済されてしまうこともあります。損を小さく利益を大きくするためには、早めに損切りを実行して次の取引に集中すべきです。
利益に影響するスプレッド、損が膨らんだ時の取り決めであるマージンコールとロスカット、大損しないための損切りについてはあらかじめチェックしておきましょう。